自然の息づかいを笑写するブログ

遠くの観光地に行かなくても、身近にある自然が、あなたが来るのを、今か今かと首をながーくして待っています。自然は 喜ばせごっこ、おもてなしごっこ そして不思議な世界で溢れています。自然の笑アップを写し込んでアートにしています。

鳥の持つすごい能力 くちばしが脳を進化 人の指先より鋭敏な感覚

photo遊楽

鳥の持つすごい能力 

 

くちばしが脳を進化 させたんだ

撮影地 山梨市 重川

 

 

        

20種以上が道具を使う

 「道具を使う動物」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。ラッコがお腹の上に石を乗せて貝を割ったり、チンパンジーが棒を使ったり……。ほ乳類では、ほかにもゾウやイルカなど数種程度。ところが、鳥類になると20種類以上もいます。

 例えばカラス。ニューカレドニアにすむカレドニアガラスは、木の枝をくちばしで咥えて、朽ち木の穴の奥の方にいるカミキリムシの幼虫をつついて、怒らせて引きずり出すなどします。このとき、木の枝を加工して引っかけやすくして使うことも。

 また、熊本地方にいるササゴイは、疑似餌を使って漁をします。川や池の水面に疑似餌を浮かべ、それを食べようと水面に上がってきた魚を捕らえるのです。パンくずやポップコーン、発泡スチロールや羽毛などを疑似餌とするほか、昆虫類やミミズなどの生き餌を使うこともあります。

 エジプトハゲワシが、硬いダチョウの卵を割るために、上空から石を落として当てたり、ヤシオウムが脚で持った木ぎれで木の幹をたたいて、縄張りを主張したり、雌にアピールしたりと、いろいろなものを道具として使い、利用法もさまざまです。

 

重さ、温度、味さえ感知

 道具を使うには、それだけ高い知能が必要です。どうして鳥たちの知能は発達したのでしょうか。その理由の一つが、くちばしにあると考えられています。鳥は頭部を軽くしようと、骨を極力減らすために頭骨は薄く軽くし、歯をなくし、くちばしで対応するようになったのです。

 くちばしは、中に骨があり、周りを爪と同じケラチンという軽いタンパク質が覆っています。間に血管や神経が通っていて、あらゆるセンサーが詰まっています。

 一見、硬くて何も感じていないように思えるかもしれません。でも、くちばしは表面に当たる風さえ感じることができ、飛んでいるときにも風向きや風の強さなどの情報を、くちばしから得ているのです。

 くちばしには、先端まで神経が通っているので、自分が何をどのくらいの力加減で咥えているのかを理解しています。しかも、くちばしの中には舌があるため、咥えるだけで、素材の種類、重さ、温度、味などが瞬時に脳に伝えられるのです。

 その感覚は、人間の指先に匹敵し、人が指でできることは何でもくちばしでできるほど。しかも、とがっているため、細かい作業も可能で、ピンポイントの感覚が得られます。

 実は鳥が感情表現するときにも、くちばしを使います。怒ったり威嚇するときには、くちばしを大きく開け、頭を突き出すという具合。目とくちばしだけで、何を考えているのか、次に何をしたいのか分かるほどです。

 

ヨウムの知性4~5歳児?

 鳥類の知性の頂点にいるのは、カラスや大型のインコ・オウムです。脳の重さ(体重比)を比較しても、ほ乳類に匹敵するほどで、霊長類とほぼ同じ。特に大型インコであるヨウムの知能は人間の4~5歳児レベルといわれています。

 また、カラスは、大人になっても遊ぶことができる特殊な動物です。

 野生の生き物は、子ども時代を除いて遊ぶことはまずありません。生きることに精いっぱいで、そんな余裕がないからです。

 でもカラスの場合、滑り台を滑り降りたり、電線に逆さまにぶら下がったり、ボールを追い掛けて遊んでいる様子が報告されています。

 日本のカラスの驚くべき行動に、自動車にクルミを割らせて食べるというものがあります。この、宮城・仙台から広まった行動は、東北ばかりか北海道の函館、室蘭、札幌、小樽などでも確認されています。

 慣れないカラスたちは、クルミを道路に適当に置いて自動車にひかせようとします。しかし効率が悪いと気付くや、タイヤが通る位置にクルミを移動させたり、中には横断歩道などで停止している車のタイヤの直前にクルミを置くカラスまで現れているのです。

南アルプスを背景に