自然の息づかいを笑写するブログ

遠くの観光地に行かなくても、身近にある自然が、あなたが来るのを、今か今かと首をながーくして待っています。自然は 喜ばせごっこ、おもてなしごっこ そして不思議な世界で溢れています。自然の笑アップを写し込んでアートにしています。

秋本番、すっかりセミの鳴き声が聞こえなくなりました

 

 

秋本番、すっかりセミの鳴き声が聞こえなくなりました。

 

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四尾連湖で撮影

 

地中からはい出てきた幼虫が木に登り、殻を破るまで約2時間、セミの羽化直後の羽は透けるように白く、うっすらと色づいたエメラルドグリーンが神秘的です。妖精のようです。

 

だがこの美しい姿を世に現し、夏空へ羽ばたくまで、どれほどの戦いが必要だったか。羽化に適当な木が見つからないこともある。風にあおられ枝から落ちたり、天敵に襲われたりして半数以上が力尽きてしまうという。

 

成虫となったセミの鳴き声を「この世界にうまれたうれしさと、自分がこうして生きていることのたのしさを表すために、うたっている」と表現したのは昆虫学者ファーブルです。(奥本大三郎訳)。

 

土の中で何年も過ごし、ついに殻を破った喜びの歌だと思うと、あの“騒がしさ”も心地よいものです。

 

人間にも「殻」があります。“自分はこんなものだ”と決め付け、卑下する心がその一つ。しかし生命には“成長しよう“殻を破ろう”という本然のリズムが備わっているといいます。