平凡な一日であっても 空は、一日一日、一刻一刻と姿を変え色を変化させていく
つらいことがあっても、平凡な一日であっても、毎日毎日僕らのところには、朝がやってきて、昼間がきて、そして夕になって夜がやってきます。
空は、一日一日、一刻一刻と姿を変え、色を変化させていく。空は地球上のどこにでもあって、誰もが見られる自然だけれど、あまりにも当たり前な存在なので、ついついその変化など気にも留めずに暮らしてしまっています。
しかし、ひとたびその雲の動きの不思議さ、青空の果てしなさなどに気が付くと、外に出るたびに気になってしまい、たびたび空を見上げるようになってしまうから不思議です。
その刻々と移りゆく空は、僕らが見ていても見ていなくても、その時だけの、一瞬一瞬の違った表情を見せ続けてくれます。
空が見られる状況ならいいけれど、部屋にいる間にも、もっと美しい表情をしているかもしれないと思うと、何だかもったいない感じさえしてきます。
特に夕暮れ時には、ダイナミックな色の変化や青空がだんだん星空に取って代わられていく様子が信じられないほど美しく、この地球という星が毎日、こんなドラマチックな終わり方をしているなんて、奇跡としか思えなくなるほど。
そんな空を見るにつけ、太陽の周りを、毎日昼と夜を交互に繰り返しながら寸分たがわぬ旅を続けている地球や、その絶妙なバランスの上で暮らしている僕らの生活が、いかに奇跡的で尊いことなのかを、あらためて感じます。