自然の息づかいを笑写するブログ

遠くの観光地に行かなくても、身近にある自然が、あなたが来るのを、今か今かと首をながーくして待っています。自然は 喜ばせごっこ、おもてなしごっこ そして不思議な世界で溢れています。自然の笑アップを写し込んでアートにしています。

相島「福岡県」では野良猫と人間の共生が有名

散歩をしていると野良猫の出会うことがあります。

 

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           人間と共存する野良猫たち。

 

相島「福岡県」では野良猫と人間の共生が有名です。ここのネコたちは、完全に野生化しているわけではなく、民家のそばで生活し、人間と共存しています。漁業が中心の島だけに港では魚をさばいた時、アラや内臓などが生ごみとしてでます。それを猫が食べて育つという仕組みです。もちろん毎日生ごみが出るわけではありません。漁に出られない日もあります。そんな時、猫たちは野山で小動物などを捉えて餌にしているのです。

日本人と猫の関係は1400年ほど前。中国から渡ってきた仏教の教典をネズミから守るために、一緒に持ち込まれました。農耕民族の日本人にとって、非常に役に立つ動物。また、漁師にとっても、船体をかじるネズミを退治するために重宝してきたのです。人間のそばに野良猫がいて、自然に共存できている状態。これが昔からある人間と猫の距離感なのだと思います。しかし、近年、都市部などで、お腹をすかせた野良猫を見て、可哀想だからと簡単に餌を与えてしまい、結果的に野良猫が会食して殺処分になるという悪循環が起きています。

 

相島では、野良猫のために、買ってまで餌を用意することはありません。双方ともあまり干渉せずに、それでもそばにいる。これが理想の関係だと思っています。

 

            メスの子育ては、命懸け。

 

猫の身体能力は、10000年前の山猫時代から、ほとんど変わっていません。音もたてずに獲物に忍び寄り、一気に飛びかかって息の根を止める。普段は一日中寝ているような飼い猫にしてもそんな野生のハンターの姿を隠し持っています。猫の体を観察すると、狩りをする仕組みに気づきます。代表的なものは、鋭い牙と爪。猫のキバは細く先端が鋭くとがっています。

これは獲物の頸椎の間に突き刺して、瞬時に脊髄を切断するため。

また、猫の前足は獲物に抱きつけるよう、前後だけでなく内側や外側にも自由に動かすことができます。よく子猫が人間にじゃれついて遊ぶとき、私たち飼い主を獲物に見立てて、止めを刺す練習をしているのでしょう。

このような野性的な荒々しさも魅力ですが、1番の魅力はメスの強さ。 一般的に哺乳動物は、メスが子育てをして、オスは何もしません。猫の場合も、妊娠したメスは単独で出産し子育てをします。

安心して出産、子育てができるよう、まずは慎重に場所探し。オスによる子殺しの危険性があるため、隠れ家をオスに見つかると、すぐに場所を変えてしまうほどです。お腹が大きくなると、胎児のために栄養もとらなければなりません。そのためのエサ探しも自分だけです。もちろん産むときも単独です。

 

さらに、子猫たちに乳をやるためには、ものすごいエネルギーが必要です。子供たちを守りながら餌を探し、食べ物がない場合には、自分の体がやせ細ってガリガリになってしまうほどです。

 

野良猫の子育ては危険と隣り合わせ。でも子孫を残すために精一杯生き抜いている。この生き物としての強さが猫の魅力だと思うのです。